こんな食習慣がセロトニンを減らす
セロトニンを減らしてしまう食習慣を行っていたり、知らず知らずにセロトニンを減らす食べ物を食べていたりしたら、どんなにバランスよく食べたつもりでもセロトニンは分泌されにくくなってしまいます。ここではセロトニンを増やすために、避けるべき食習慣や食べ物を解説します。
セロトニンを減らす食習慣3つ
1.食事の時間が不規則
食事の時間、特に夕食の時間が不規則になることは現代人にとってままあることでしょう。しかし、眠るときに胃の中に食べ物が入った状態では良質な睡眠を得ることができず、良い睡眠に不可欠なメラトニンを十分に分泌できなくなります。昼間に分泌するセロトニンを増やしたいのなら、夜に分泌されるメラトニンも同じくたくさん分泌する必要があります。メラトニンを増やすなら、なるべく就寝の3時間前までに食事を済ませるのがベターです。それが難しい場合は、なるべく脂っこい物を避け消化の良い夕食をとるように心がけましょう。
2.よく噛まないで食べる
しっかり噛むことでリズム運動と同じような効果が得られます。忙しいからといってあまり噛まずに早食いをしては、せっかくのセロトニン分泌チャンスを逃すことになってしまいもったいないですよね。食事はよく噛んで、時間をかけて味わいましょう。
3.偏った食生活
セロトニンを増やす栄養素であるトリプトファン、ビタミンB6、炭水化物はバランスの良い食事から自然に摂れることが多い成分です。好き嫌いなどで偏った食生活や、忙しいからといって麺類など炭水化物ばかりの食生活をしている場合は、セロトニンを作り出す栄養素を摂取することができなくなってしまいます。食事は炭水化物のほかにも野菜やたんぱく質、大豆製品などバランスよく食べるように心がけてください。
セロトニンを減らす!?注意したい食べ物とは?
セロトニンを減らす、あるいはセロトニンの働きを阻害してしまう食べ物(飲み物)があります。それはアルコールとカフェイン。
アルコールを摂取すると一時的にドーパミンやセロトニンがたくさん分泌されます。ほろ酔い気分になり気持ちが高揚するのはこのためです。しかし、分泌されるのは最初だけで、その後、アルコールを分解するために体内にある栄養素やアミノ酸が使われてしまいます。
すると、セロトニンを生成するはずの栄養素までアルコール分解に消費されてしまい、最終的にセロトニンが分泌できない状態になってしまいます。また、カフェインの摂りすぎも質の良い睡眠を得られにくくし、結果的にセロトニン分泌に影響を与えてしまいます。日ごろから多量のカフェインを摂取する人は控えるようにしましょう。
ただし、コーヒーの場合、1日に2~4杯のコーヒーがセロトニン分泌に好影響を与えるという説もあるようです。しかしながらコーヒーにもカフェインは含まれますので、夜間のコーヒーは避けるべきと考えましょう。