こんなに怖いセロトニン不足
体内のセロトニンが不足すると、さまざまな不調となって体に現れます。ここではセロトニン不足による体の不調を解説していきます。
睡眠の質が低下する
セロトニンと、良い睡眠をつかさどるメラトニンには密接な関係があります。睡眠時にメラトニンがしっかり分泌されるためには、日中にセロトニンが十分に分泌される必要があるため、セロトニン不足は睡眠の質の低下につながります。昼間太陽の光を浴び、適度に運動することが不眠症の改善につながるのはこのためです。
感情の抑制がしにくくなる
ドーパミンとノルアドレナリンの分泌量を調整しているセロトニン。不足すると感情のバランスが取れなくなり、ヒステリーを起こしたり怒りっぽくなったり攻撃的になったりします。また、買い物やギャンブル、アルコールの依存症になりやすいのもセロトニン不足の特徴です。その他にも気分が落ち込んだりしてネガティブな感情が起こりやすくなります。
便秘をする
消化器官のぜん動運動を促すセロトニンが不足すると、消化器官が思うように食べ物を消化できず食べ物(便)が腸内にとどまる時間が長くなります。そのため、食べ物から水分が抜けてしまい、固くなって便秘を起こします。
甘いものや炭水化物を欲する
ダイエットには禁物の甘いものや炭水化物も、セロトニンが不足すると異常に欲するようになります。これらの物は食べると一時的にセロトニン値を向上させるため、セロトニンが不足すると急に欲するようになるのですが、効果は一時的で、その後すぐにセロトニン値は急激に下がり、不安感や眠気を誘ったりします。セロトニンが急激に減るとイライラしたり攻撃的になったりする人もいます。